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にべもなく
にべとはスズキに似た大型の魚の浮き袋から作るにかわのことらしいです。
にべは粘り気が強く、これがない→粘り気がない状態が
人間関係において素っ気ない、愛想のない様子に例えられたようです。

さて、誰かに頼みを素っ気なく断られた時の話でもしますね。

鍋をしようと思って、それも突然思いついて、部活の後輩に連絡をしたんです。
時刻は午後3時くらいでしょうか。まだ夕ご飯を食べるには早い時間でした。
「鍋やるぞー」という僕の突然の連絡にも暇人できる後輩の彼は
「了解です!」とノリ良く賛同してくれました。
4~5人居れば楽しく鍋を囲めるわけですが、とりあえず買い出しに行くのには
自分と後輩一人居れば十分だったので、後のメンツは追々集めるか、と
その時思ったのが全ての間違いでした。

スーパーの売り場で何鍋にしようかとうろうろしていて、
たまたま白モツを発見したので、よし今日はもつ鍋にしようと
かごにモツを4パックほど放り込みました。
重さにして1.3kgくらいですか? まあ、四人くらいで食べるとしたら
適切な量だったんじゃないでしょうか。
キャベツを1玉、ニラを5束、生のうどんともつ鍋用の出汁を買って、
用意は万全、後は人を集めるだけでした。

「悪い、今日は用事があるから」

ところが連絡する人連絡する人今日は来られないといいます。
そりゃ、今日突然鍋やるぞと言われたって来られる人も少ないでしょうけど、
それにしても一人として捕まりません。
部活の同期が全滅状態だと分かった後で
後輩の更に下の代にも声を掛けようとしたんですが

「あいつら今日は合コンに行ってるらしいですよ」

などという知りたくもなかったことを後輩が教えてくれたので
全員フられてしまえなどと呪いながら諦めることにしました。

結局誰も捕まらず、二人の前には既に切ってしまった野菜と大量の臓物がありました。
二人で消化するには少々厳しい量でした。
あまりに人が捕まらないので最後はやけくそになり、勢いであこがれの女性の先輩に
「も、もつ鍋一緒に食べませんか?」
と連絡してみるものの
「ごめん……」
にべもなく断られてしまい、
「そりゃそうだよな……」
としょんぼり落ち込みながら二人で鍋を囲むことになった……とさ。

という話でした。「にべもなく」の使い方、こんな感じでしょうか?
何か違う気がしますね。もっとさばさばした感じで使われるような気がします。
というかもっと明るい単語を選べば良かった。次はもう少し明るいのを選びたいと思います。
ではでは。
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にべもなく | Comments(0) | TrackBack() | 日本語

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