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無い袖は振れぬ
実際持っていないものは出しようがない。
してやりたいと思っても、力がなくてどうにもならない状態のことをいいます。
江戸時代、着物の袖に銭入れを入れていたことに由来するらしいです。
袖というか、要するにお金ですよね。地獄の沙汰も金次第とはいいますが、昔からお金というのは大事だったということがわかります。

言葉のニュアンスとして協力したいという気持ちはあるみたいですね。
気持ちとしては助けたいんだけど、出来ることが無いからしょうがない。
その出来ることの多くがお金さえあれば解決するようなことだったんでしょうか?
何だかこの言葉の成り立ちはドロドロしてそうです。
でも別に金銭的援助はできなくとも、人的援助はできると思うんですよね。
他人に援助を求めるときってその大部分がお金が絡むときだったんでしょうか?
それからいくと金貸しと債務者の関係から生まれた言葉のような気がします。
現代でこの表現を使うときってしつこい相手を諦めさせる感じで皮肉っぽくいう気がします。

「そこをなんとか。お願いしますよ」

「無理無理。うちも厳しいんだ。無い袖は振れんよ」

なんかそんな感じで。僕の勝手なイメージですけどね。
でもそうすると何か冷たいですよね。人情っぽくないです。
助けたいという気概が感じられません。逆に、助けたいと思ってる人は
無い袖は振れないなどとわざわざ使わないんじゃないかとも思いますけどね。
人が困ってるのにインテリぶりやがって! と、怒りすら覚えるかも知れません。

いや、それはきっと貧乏で、余裕のない心がそう感じさせているのでしょう。
貧すれば鈍するといいますしね。
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無い袖は振れぬ | Comments(0) | TrackBack() | 日本語

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